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執筆者の写真永淵研究室の研究員

あいかわらず研究しています、の巻。



このホームページをおおむね管理していた中澤が富山県立大学に移籍しました。


ただでさえ「ほそぼそ」だった本研究室のホームページがますます「ほそぼそ」化しています。



「おまえ、更新せんか!」


「え~、自分のHPのお世話だけで大変だから、無理ですよ。

載せてほしいものがあれば、載せるので「材料」作ってくださいよ・・・。」


調査や学会、打ち合わせで会うたびに押し問答をしています。


押し問答しているだけで、早4年、このままではホームページが・・・ということで、

あいかわらず研究しています、の更新をしてみることにしました。



 

研究室前のポスターたち。

主に、2023年、2024年に学会で発表した内容に更新しました。

 




最近は、こんなことをしています (学会発表のタイトル等です)。


おなじみ、屋久島や山岳域に加え、最近は極域でも水銀をはじめとする環境汚染物質を追いかけています。


そして地球の北と南、極域研究へと広がりました。


北極に関しては、ArCSIIに参加し、山岳氷河域の永久凍土、北極海大気中水銀、北極海堆積物中水銀の2000年間の変遷などを研究中です。


南極に関しては、中澤が第63次南極地域観測隊に参加したことで関わりが増えました。


 


屋久島の年輪コア中水銀濃度を指標とした環境汚染史の解明


九州の国立公園の高山で採取した樹氷・雪中のマイクロプラスチックの長距離輸送→論文はこちら。


屋久島の森林渓流水における大気硝酸の影響→このほど publish されました。


アラスカデナリハイウェイ沿い・パルサ地形永久凍土における水銀の鉛直分布とそこから大気への水銀の放出


過去2000年間の北極海西部堆積物中水銀濃度からみた環境変遷


2022年および2024年夏季から初秋の北太平洋、ベーリング海、北極海における大気中水銀の経時変動


2022年1月に昭和基地で観測された大気中水銀濃度の変動 →このほど publish されました


 


調査にも共同研究者とともに出かけています。




 

めっちゃ濁ってるやん・・・。彼方に見えるは石油パイプライン。

ゴウゴウと流れるアラスカの氷河融水の調査をしています。

キャスナー氷河、 2023年。

 


さて、わたし(中澤)に続き、篠塚研究員も巣立ってしまった時、わたしと永淵研卒業生たちが皆、真っ先に心配したのは、


「先生は分析、するんかいな?」でした。


わたしは永淵研修了生で、その後も一時研究員として雇用されていたことがあります。しかし、


「これは、こうや。俺がやった方が早いけど、まかせるわ。」


と言い、自分が分析技術持ってるんだというアピールをふんだんにするのに、放つ言葉はたいてい、



「まかせるわ。」

でした。


「どうするんやろね。」

誰も居なくなった研究室、永淵先生は猛烈に分析やら作業やらを始めました。


共同利用の実験室も

「お~い、予約してくれ」だったのに、

今では、共同利用できる実験室の予約もお手のもの


おそらくは研究所時代に培われたのであろう、分析技術もまだまだ健在です。



 

富山県立大にて。

「もっと何かしている写真を載せてくれ」と言われそう。

探してみたけれど、試料を秤量しようとしている写真しか手近になかった。「何か」=秤量ということで、許してもらおう。




顕微ラマン分光光度計でマイクロプラスチックを同定中。


 



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